いつも当院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。いび漢方クリニックの院長、中川です。今回は鼻つまりについてお話しします。



鼻が詰まると口呼吸になり、集中力が低下したり、夜に眠れなくなったりすることがあります。このような悩みを抱えている方は、多いのではないでしょうか。


耳鼻科では点鼻薬を処方されることが一般的ですが、頻回に使用できなかったり、効きが悪いことがあるとも言われています。そのため、点鼻薬が使えない時間帯には、漢方薬の葛根湯加川芎辛夷や小青竜湯を服用していただくことが多いです。これらの漢方薬は麻黄が含まれており、咳や鼻水を抑える働きがあります。しかし、麻黄には覚醒作用があるため、夜間服用すると眠れなくなってしまうことがあります。


一方で、生薬の辛夷、細辛は鼻の通りを良くし、酸味がある五味子は鼻水を止めてくれます。そこで当院では、寝る前や深夜にも服用できる煎じ薬を調合しています。


この煎じ薬を鼻づまりの患者さんや当院の職員に試したところ、1回の服用で２時間くらい改善しました。鼻がつまるたびに、こまめに服用していただくことで、効果が長続きすることも確認されています。


鼻つまりにお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。